生殖器の機能を維持と向上
男性機能のメカニズム

男性機能障害のページに多くのアクセスがありました・・・。意外とニーズが多いのかな?という事で、逆らわずにここは増設しようと思い立ちました。
ここではより詳しく述べて行きますので、前編を読まれていない方は先に下のボタンより、是非ご一読ください。
さて、男性の場合の生殖機能とは「立つ(副交感)」「持続する(副交感)」「射精する(交感)」という連動した働きです。例えば、血管が拡張し、海綿体に血液が集まり膨張する働きは、副交感神経の働きからスタートします。やがてピーク時には、それとは逆に交感神経の働きが一気に跳ね上がるという、自律神経機能においては、急ブレーキから急アクセルへ瞬時に踏み替えるような、極めて複雑な芸当をするわけです。これらのことから、男性の生殖行動は特に「自律神経の働きを刺激して整える作用」があることが分かります。

なぜ立つ(勃起)事ができるのか

そもそも男性はその時だけそこが、なぜ固く膨張するのでしょうか?
男性の生殖器は骨格筋とは違って、筋肉が固く緊張しているのではなく、血液が充満するからです。このことから、神経伝達のよるものとは他に、血中に分泌される成分も重要です。
副交感神経の働きから起因して、陰茎の海綿体にあるcGMP(環状グアノシン一リン酸)という血管拡張物質が、勃起の立役者です。

ですから、治療薬で承認されているバイアグラ(主成分:シルデナフィル)は、この血管拡張物質を分解する酵素を阻害する薬(これにより勃起を持続させる)です。つまり、血管拡張を持続させることで勃起を維持します。
これらのことは、ネット検索でもAIでも答えてくれますが、当院では、ネットであまり出て来ない情報を載せて行きたいと思います。
神経機能を上げる
生殖器の神経機能を向上させるには、主に2つの方向からのアプローチが必要です。
神経ルートの機能異常を正す

全身の臓器は、背骨の中にある脊髄を中心に繋がりを持ちます。これが人間を含む脊椎動物の宿命です。では、男女(雄雌)の生殖機能を働かせる神経は、どこから神経配線されているのでしょうか?脊髄の位置としては、腰の上のあたりから枝分かれして、お尻の真ん中の仙骨部分と、上部の腰椎の辺りから配線されています。
このことから、神経の異常を見つけるためには、仙骨から腰部までの働きを分析する必要があります。
「神経機能を正常に正す」ということは、まずは正常から逸脱した異常を見つけ出さなくてはなりません。神経の流れは目には見えませんし、針を刺して電圧で測るわけにも行きません(医学研究では可能ですが一般的には計測が難しい)。ですが、間接的に知る事は可能です。その方法が下記の3つです。
神経機能の異常を見つける方法
異常1)腰椎及び仙骨付近の神経によって養われている筋肉の活動異常を検出する

異常2)腰椎及び仙骨の関節における他動運動(他人に動かされる運動範囲)にロックがある

異常3)腰椎及び仙骨にかけての皮膚表面温度に異常がある

筋肉活動(異常1)も関節運動(異常2)も皮膚温度(異常3)も、それぞれが神経を介した情報伝達に依存しています。ですから、これらの働きを客観的に知ることで、神経本体の働きも知ることができるのです。
すなわち、男性ですと「立つ(副交感)=仙骨」「持続する(副交感)=仙骨」「射精する(交感)=腰椎」といった、生殖行動の機能状態を、間接的に知ることが出来るわけです。
そしてこれらを手技によって正常範囲に戻すのが当院の男性機能障害(E.D.)対策その1です。
神経機能を増進させる
3つの働きを正常化しても、解決しにくい場合には、これらの機能を増進させることも必要です。これを説明する前に、カラダの仕組みをご説明します。
これまで述べて様に、神経は脊髄を通過して脳と連絡を取っています(副交感は別)。内臓は外部から直接触ることはできませんし、意図的に動かすことが出来るのは、呼吸で使う肺くらいです。ですから、自分がいくら意識しても指示には応じてくれません。しかし、筋肉と皮膚は違います。筋肉は意図的に収縮できますし、皮膚は外部から触って刺激することが出来ます。
面白い実験があります。麻酔で眠らせたマウスの体を、ブラシで刺激をして内臓の活動電位に変化がみられるかどうか?という実験です。結果、腕や足をブラシで刺激することで、それぞれ違う内臓の活動電位に変化が見られたそうです。これを、体制ー自律神経反射と呼びます。

この考え方を応用し、筋肉を活動(トレーニング)させて、内臓の交感神経の活動を増進しようというのが当院の発想です。
トレーニングといっても、単にジムでやるような筋トレではありません。前述した生殖器につながる神経と同じルートを通る筋肉を、個別にトレーニングするのです。
下の図の様に、筋肉も同じく脊髄から出た神経によって、個別で支配されています。

生殖機能の神経とそれに近い神経を動かす筋肉は「中臀筋」「大臀筋」「梨状筋」です。
実は、生殖機能が衰えている人の殆どには、この筋肉に弱化が起こっています。ここでいう弱化とは、筋肉の衰えという意味ではありません。筋肉への神経伝達が上手く行われていない状況のことを指します。
実際に弱化が起こってる筋肉は、ビックリする程力が入りません。日常生活でそれに気づかないのは、他の筋肉が協力してサポートしているからです。正しく施術を行えば、上記の筋肉は瞬時に筋力が回復します。
神経伝達を回復してからでなければ、筋肉を何回トレーニングしても、内臓機能に影響を及ぼすまでの深い運動にはなりません。
まとめ
生殖機能を即座に回復させるような「ツボ」はありません。あったとしても、直ぐに元に戻ってしまいます。私の考え方では、神経機能を先ずは正常に戻すこと。そして、その神経ルートを日常でトレーニングする事で戻りをストップさせるという二段式が最も有効と考えます。

投薬によるものも、根本的には白髪染めの様に、その時は取り繕う事ができても、時間が経てば条件はまた同じところに戻ってきてしまいます。
実は、女性の生理痛や卵巣機能も男性のこれと殆ど変わりません。女性の場合は、男性よりも子宮の容積が大きい分、物理的な圧迫もあります。このことから、骨盤の調整をしっかりやる必要がありますが、基本的に男性生殖器と女性生殖器は、形は違えどコアな神経経路は同じです。
