大腿骨大転子部滑液包炎の治し方
大きな骨と大きな筋肉
医学に触れたことがない方には「大腿骨大転子滑液包(だいたいこつだいてんしかつえきほう)」ってどこのパーツだ?となることでしょう。実はこの名前は3つが連結して出来上がった用語で、足の太ももの骨=大腿骨、大転子=骨の出っ張り部、滑液包=クッション部分。つまり、ここに炎症が起こってしまった症状の名称なのです。

大転子は、全体的に丸みがかったとても大きな骨の出っ張りで、この上には太ももの大きな筋肉や、大腿筋膜張筋という筋肉が走行しています。これらの筋肉や腱が、骨とゴリゴリ擦れるのを予防する様に「滑液包」というクッションバックがあるのですが、これに何かしらの原因によって炎症を起こし、腫れてしまうのが「大腿骨大転子滑液包炎」です。
結構痛いです
実はコレ、私が経験者なんです!しかもついこの間・・・。正直な感想を述べますと、この症状の存在は知っていましたが、甘くみていました・・・。自分がなってみて「こいつ、めっちゃ痛い!」です。これまでは他人事で「まぁまぁ痛いんだろうな〜」程度で上の空でしたが、遥かに予想を越えてくる痛み。

具体的には、寝ていても痛みがジワジワありますし、足を持ち上げる動作の全てが痛い。つまり、安静にしていても痛いんです。ネットで調べてみると、「足(ふともも)を外側に回転させた方が、痛みが少し軽減する」とか書かれているのがありました。が、しかし、軽減なんて全くナシ!
もう、何をしても痛いので、寝るしかない。っが、今度は寝返りをする時にも足は動かしまよね?その度に痛みが発生します。
夜中にちょくちょく目を覚ましてしまって、安眠もできません。発症当初は「こんなの平気だ」と、精神論で我慢して普通りに動かしていたのですが、翌日、滑液包のある辺りが、見た目で腫れた様な感じに。
何故この様な痛みが発生するのかというと、炎症を起こして腫れてしまった滑液包が、強固な筋肉と骨との間で挟まれてしまうからです。筋肉に力を入れると、筋肉は収縮をして硬くなりますよね?そうするとその裏にある滑液包を押し潰すことになるんです。
当然、逃げ場のない腫れた炎症部位をぐ~っと挟むわけですから痛いでしょ?
大腿骨大転子滑液包炎を治す方法
自分の体の実験結果です。先ず、最優先事項として、痛みの強くなる姿勢と痛みの軽くなる姿勢を探し出します。これが結構大変なんですが、整形外科的な症状には、必ず双極の姿勢を見つける事が出来ます(骨折、自己免疫疾患、腫瘍を除く)。

多くの場合、大腿骨側面の大腿筋膜張筋に出現する、痛みのスポットを解消することです。これによって、挟まれた滑液包が異常負荷から解放されます。後は通常の炎症が引く工程と同じく、2~3日で軽快が見られます。個人差も勿論ありますが、酷い場合、太ももの筋肉や、骨盤を支える筋肉の異常緊張を取り除く必要があります。
いずれも予後はかなり良いと思います。
まとめ
大腿骨は、大きな力を生み出すために、大きな筋肉が沢山走行しています。この筋肉が活動する時には、収縮が起こり、それによって筋肉には滑りが発生します。人間の体は良くできていて、お互いの筋肉や腱が動く際に、摩擦損傷が発生しないように、擦れやすい所には「滑液包」というものがあります。この保護装置に炎症を起こしてしまうのが滑液包炎です。
ネット検索における一般的な治療法は、痛みを抑える投薬やストレッチとのことですが、ストレッチには持続性が無いため、当方の考えでは非効率であると思っています。
最も効率的なのは、筋肉を伸ばして柔らかくすることではなく、筋肉を支配する神経の異常信号をリセットすることです。この方法は極めて簡単で、伸ばすのではなく縮めること。
上手く異常信号を解除できれば、症状の治癒は数日で完了します。
