子供の怪我
子供だからきちっと治す
ここ最近、当院でたまたまなのか、子供の骨折後のご相談が多くみられます。基本的には子供は骨が柔らかいので、骨の回復のスピードも速く、骨折もしずらいものです。しかしながら、骨よりも関節を固定する靭帯が捻挫等でやられてしまう子供も多くおり、これが関節の可動異常をもたらします。
↓は当方が作成した子供のよくある骨格異常

私自身も小学生の時に、手の小指を脱臼したことがあります。お昼休みに「キョンシーごっこで脱臼」です。完治したとはいわれていましたが、その後、何度も同じ指を突き指したことを思い出します(脱臼後からキョンシーはやめました)。

後にも影響する怪我
基本的に軽度の「打撲」「擦り傷」程度で、骨格に後まで残る後遺症はありません。一方で、後々まで影響を及ぼす可能性が高い怪我は、関節を固定する靭帯まで痛めてしまう捻挫、または骨折です。
特に足首の靭帯は強固に出来てはいるものの、頑丈であるが故、これが損傷を起こすと体の重心配分が乱れます。これにより、再び捻挫や怪我を誘発しやすくなることがあります。

捻挫や骨折は、治療の鉄則として「急性期は固定」が行われます。すると、長時間にわたって固定部位の関節は動かさない状態になります。子供とはいえ筋力は衰えますし、これに関連する関節の位置が乱れてしまいます。
・炎症が引くまで固定及び安静
・怪我をした部位をかばう生活
・筋肉が弱くなる(他の筋肉だけ強くなる)
・関節の位置関係が乱れる(筋肉のバランスが崩れる)
・バランスを崩しているので再度怪我のリスクが増える
可動性を正常化させる

怪我をしたことにより、固定期間や関節組織が破壊されることによって、見た目の腫れや痛み以外にも、関節の可動性が消失してしまうことが多くあります。
例えば、足の捻挫や骨折だと、足の細かい骨の関節に動きの制限が残ったままで完治というケース。過去にあった例としては、酷い捻挫から靭帯を損傷した子供がいました。完治から半年後くらいに再び同じところを捻挫。心配になり当院へ。
私は足の異常の場合、子供の今履いている靴を観察します。片方が減っていないか、踵のどの部分がすり減っているかなど、結構な情報が靴の減り方で得ることができます。

この来院した子供の場合、捻挫した側の靴の踵が片減りしていました。これは明らかに捻挫によって、足の関節に障害が残っている証拠です。
成長過程で、例えばO脚やX脚の一因にもなり、痛みはなくても足の捻挫には注意が必要です。
まとめ

足の怪我に関わらず、外傷によるものは、関節の機能障害が残ってるケースが多々あります。大人の場合、骨の成長がありませんが、子供は違います。その機能障害を基盤にして骨の成長が行われます。
膝や股関節、骨盤へこの障害が波及する可能性もあるため、可能な限り解消しておくことが重要です。
また、子供とはいっても、年齢層がさまざまですが、中学生や高校生の部活動のよる怪我も、完治したと思っていても、関節機能の障害は、病院では治療の対象に該当しません。保険治療の欠点でもありますが、怪我の完治が確認できれば、それ以上の保険請求は過剰なものとなってしまいます。
ここでは、足首の問題を多く取り上げましたが、例えば、中高生であれば、膝や腰のトラブルが多くなります。かく言う私も、中学生の時には、オスグットシュラッター氏病、高校生の時には、酷い坐骨神経痛を伴う腰椎分離症に悩まされましたが、いずれも病院では明確な治療方法はなく、経過観察で「さて、どうしよう・・・」という感じでした。
特にスポーツ障害における分野では、子供の整体はかなり相性が良いと思います。
悩まれずに早めの相談をお待ちしています。
