男性機能不全(ED)
いわゆる元気がない
なんだか普通の症例説明のページを増やすのも飽きてきた今日この頃です・・・。
さて、先日ヨガのスクールをやっている方とのお話の中で「女性の場合、骨盤底筋を鍛えて、尿もれ対策、膣圧改善のプログラムがある」とお話ししていました。

なんとなくそういう話は小耳にしていましたが、聞く所によると、女性のニーズがかなりあるのだとか。
私は男性器しか所有していませんので、リアルにその感覚の想像ができません。どこに力を入れるの??
一方で、女性とは違って、男性にも同じような悩みは存在します。それは40歳代半ば頃から徐々に男性機能が弱くなるという、いわゆるE.D.(男性機能不全=勃起不全)というものです。

悩みの質は様々で、簡単なものだと「なんだか最近元気が無い」程度ですが、より深刻なケースは「妊活中」という人たち。
そもそも論で「先ずは立たないことには発射しない」というのが構造上の仕組みですから、つまりは勃起しないことには子供ができません。これは女性には分からない感覚です。そういう観点から、エロさという概念はさておき、男根を祀った神社があったり、男根祭りがあったりと、昔の方々の着眼点は実に正しいと思います。
これは、いやらしい話ではなく、悩まれている人にとっては非常に深刻な問題です。ですが、白日にさらして語り合えない現代社会文化というものもあります。
男性機能不全(ED)とは

まずは実態として、日本性機能学会の調査を参考(2024年報告)にすると、軽度なものも含めると、男性全体の約30%に何かしらの男性機能不全があるとされています(EDもグレード分類されています)。
*Erectile Dysfunction(E.D.)
着目すべきは、20〜30歳代の男性にも、2割程度がED分類に入るとのことで、実は気が付いていないだけで、かなり多くの男性が、生殖器機能にトラブルがあることがわかります。
男性機能不全とは、視覚や身体から性的刺激を受けても、勃起が一時的短時間であったり、完全に勃起しなかったりすることを指します。
これらを大雑把に分けると下の2つになります
・性交中は維持出来る又はなんとか維持できる
・性交ができる程の維持はしない
糖尿病や高血圧などの持病がある方は、そちらの治療も大事な選択肢となりますが、そうは言っても放っておけば、だんだんと機能が衰えてゆくという、理屈ではない焦りの声を多く男性陣から聞かされるのが実情です。

男性機能不全を整体で上向きに
勃起と射精
実は、勃起と射精には複雑な神経メカニズムが関与しています。中でも、自律神経には興奮(交感神経)とリラックス(副交感神経)の二つの働きがありますが、勃起と射精とでは真逆の神経が働くという高等な作業を強いられます。「立たないのは緊張している」「EDはストレスだ」と言われるのは、交感神経の働きが優位になると、海綿体に血管拡張成分が放出されないからです。
この複雑性からして、実は生殖行動は見た目よりも男性の心理は重要な部分となります。副交感神経のスイッチが入らないと、陰茎が血液で満たされないのです。
私は昔、催眠で擬似的に性交の質を変えられないかという研究を行いました。その理由は、もしもこの副交感神経を外部から支配することができれば、例えば、緊張性の頭痛や胃痛、肩こりを手を使わずに治すことができるのではないか?と思ったからです。
性的刺激(視覚や想像、物理刺激)を脳が感知すると、副交感神経を介して陰茎(海綿体)に血液を集める様に指示が出て、一酸化窒素が放出される。これにより体内の血管拡張成分が働き、勃起が促される(海綿体には血管拡張成分を分解する酵素が豊富にある)。
性的刺激がピークに達すると、今度は交感神経を通じて、膀胱の出口を閉じ、陰嚢や精管が縮んで尿道へ精液を送り出します。筋肉の収縮を伴う運動となり、リズミカルに射精を促します。
射精が終わると、自律神経機能が平常時の状態へ戻ります。海綿体にある血管拡張成分を分解する酵素の働きが優となり勃起が収束します。また、交感神経機能も落ち着きを取り戻し、興奮状態が解除されます。
アプローチする場所
「整体といえば、ツボやら凝りやらを指で押圧してほぐすんでしょ?」という印象をお持ちの方が多い様に思います。これは、人それぞれの施術方法ですから完全に否定はしません。しかしながら、私の行なっている整体は、基軸は基礎医学を原点に、さまざまな方向性へどこまでも派生させています。
では、男性機能不全にはどの様にアプローチするのでしょうか?
これを語る上で、先ずは体の構造を理解する必要があります。男性機能を脳から情報伝達するのは神経ルートからです。



生殖器を機能させる神経(陰部神経)は、脊髄からお尻の真ん中にある仙骨と呼ばれる骨の隙間から走行しています。男性機能不全の方は、この仙骨にある痛みの部位を取り除くことが重要になります。

これだけでは、機能回復は一時的に終わってしまいます。この神経の衰えを回復させるために、近い神経ルートで働く筋肉の強化を行います。特に、臀部の筋肉の働きを活性化させると、即座に射精時の筋収縮力が上がる現象が起こります(私が実験しました)。しかし、一時的なものであるため、臀部の筋肉の働きを良くする継続的な施術は必要です。
家畜の生殖能力をお尻で判断するという言われがありますが、上記の理由からあながちテキトーなことでもないのかも知れません。
まとめ

勃起不全や射精不全は男性の悩みだけではなく、少子化にも少なからず影響を与えます。夫婦の性交渉自体が楽しいものではなく、がっかりしてしまう→やるのが億劫になるという工程は悪循環です。
また、世間的にはバイアグラに代表される様に薬物投与が一般的になっており「選択肢がこれしかない」と思われている男性が多いからでしょう。しかし、投薬は対処療法にすぎません。私が行なっている解決方法は、不足を補う対処療法ではなく、不足を戻す身体機能向上の方法です。
1、男性生殖器に直接つながる神経のルートを解放
2、男性生殖器に繋がる神経と近ルートで働く筋肉を強化
3、男性生殖器が格納されている骨盤を構造的に綺麗な形に戻す
特に、交感神経に直接触れますので、施術後は射精に使われる筋収縮が機能を取り戻します。但し、殆どの場合、4〜5時間程度しか持続しない事が多く、これを長持ちさせるために筋力強化を行います(子作りには直接介入できません笑)。
「整体が射精に影響を及ぼすことなんてあり得ない!」と思われる方も多い様ですが、実際に何例も変化を感じられている人がいます。私は医者ではありませんから、診断や投薬といった専門治療はできません。しかしながら、当方は脊椎動物の健康状態を検出する装置の特許(7010565)を持った、自律神経分析する専門家です。つまり、医師とは全く違った観点から自律神経の状態を把握する事ができます。
また、ここでは男性生殖器のトラブルを取り上げましたが、女性も基本的には形や構造は違えど、神経ルートは同じです。時間があれば更新したいと思いますが、女性器のトラブルについても同様です。
